この記事では、やよいの確定申告16で「家事按分」する為の
設定方法について解説します。
「家事按分」とは、個人的にも業務上にも必要な支出に関して、
その割合で経費を計上することです。
例えば、個人事業主に多い自宅と事務所を兼用している場合。
事務所に使っている分の面積が1/3だとしたら、
その分の家賃を経費に計上することができます。
大まかな流れ
- 1.経費を入力
- 2.家事按分を適用する補助科目を作成
- 3.家事按分する経費の設定
- 4.割合を決める
- 5.確認
2.家事按分を適用する補助科目を作成
ナビゲータ画面上のメニューから、[帳簿・伝票]-[経費帳]を選択します。
対象となる経費の勘定科目で右クリックし、[補助科目の作成]を選択します。
3.家事按分する経費の設定
経費帳にて、家事按分する経費の[補助科目]に
さきほど設定した補助科目を選択します。
4.割合を決める
ナビゲータ画面上のメニューから、[決算・申告]-[家事按分]を選択します。
割合を決めます。
画像は、個人用と業務用で「50:50」の割合にした例です。
「仕訳日記帳」が自動で開き、さきほど入力した家事按分が表示されます。
これは「家事按分した割合の分だけ元々の経費から差し引く」という処理です。
5.確認
一旦画面を閉じて、ナビゲータ画面上のメニューから、
再度[帳簿・伝票]-[経費帳]を選択します。
こちらにも家事按分した分の金額が差し引かれる仕訳が反映されているはずです。
これで、家事按分の処理は終わりです。