新作DVDで並んでいたので借りて見てみました。
あらすじを簡潔に紹介すると、
仕事も辞め無職となった何をやってもダメダメな主人公が漫画家を目指すストーリー。
内容的にはコメディ的な部分もあり、実に面白いんです。
ところが、会社員という肩書きの無い自分にとって単純に笑えないシーンが非常に多い・・・
例えば、無職中なのに仕事を探さずにダラダラとテレビゲームをして過ごす主人公に対し、
「早く職に就け!」と罵倒する父親。
ところが、その主人公が放った言葉は、
「本当の自分を探したいんだ」みたいな事を言うわけです。
当然、父親は「いつまでそんなこと言ってるんだ!」と・・・。
また別のシーンでは、「漫画家になる!」という夢を掲げた主人公に対し、
周りの友人らは応援はしているものの、どうも表面上だけな感じ。
本音では、大丈夫かよ・・・的な。
それらが全体的に「サラリーマンとして働くことが正義」という描写がされており、
夢ばかり見て定職に就かない主人公を笑い物にしている感じが
今の私には、とても不愉快に感じてしまいました。
もちろん、私が悪い取り方をしているだけかもしれませんし、
サラリーマン時代なら「無理っしょw」って笑ってみていたかもしれません。
ただし、今、失業中や無職の人・起業しようと試みている人にとっては
少なくとも良い影響は与えないと思います。
「自分の歩いている道は正しい」と信じて歩いている人に、
できるだけ批判的な情報を拾って欲しくないので、
こんなタイトルにしてしまいました。